Der Korrepetitor

オペラ指揮者&コレペティトア・宮嶋秀郎がコレペティについて語るブログ

演奏以前に…

オペラには多くの人間が関わります。例えどんなに小編成な作品でも、裏方スタッフまでいれるとそれなりの人数になります。それが劇場ともなると家族のようなチームにまります。そんな中でいかに協力し合っていくかは基本的なことです。


あるオペラプロジェクトでこのようは人がいました。主催者側のある部分が気に入らなかったらしく、言いたい放題悪口や不満を言って来て、それだけでは収まらなかったのか、さらに引き続き自分勝手な行動をとり、本来主催者の許可を得てやるべきことも全く連絡なしで勝手な判断で行う。ここまで来るとはっきり言って人として、社会人としての問題で、完全に演奏以前の問題になります。さらに言うと、その悪口や不満の内容はもはやどうでもいい2次的な話で、問題なのはその行動と言動です。そのようなことをする人は、まず確実に演奏レベルは弾くですし、その前に主催者へも周りの仲間へも全く気遣いも誠意もない、単なる個人感情だけのわがままな子供です。この時点でチームプレイ不能、ゆえにクビにすべきレベルです。しかしながら、こういう人はその永遠その悪口や不満を言い続けます。要するに話が通じない人で、人の話に耳を傾けない自己中心的人物に他なりません。できればチームを編成する時点で気づければいいですが、世の中そういうのもなかなか難し時もあります。


個人的には、こういう人はこういう人だと分かった時点で切るしかないと思います。なぜなら、チームに迷惑が掛かりプロジェクト自体が危険です。チームの為にも、さらには本人の為にも、切ることが不可欠だと思います。難しいのは、タイミング的、状況的にそれが極めて難しい時です。それでも可能な限り切る方は全てにおいて後々いいことは確か、そこでどれだけどのように努力し対応できるかが、リーダー的位置にある者の責任でしょう。


前記の通り、こういう人は確実に演奏能力低いです。強引な話、こういった問題を起こす行為は少なからずその言い訳の一種にあたります。指揮者もコレペティトアもこのような問題に直面することが多いでしょう。それを演奏の観点からどう対応するかは非常に難しい問題ですが、その理由は演奏以前にあるということがそれの一つの鍵となるでしょう。