Der Korrepetitor

オペラ指揮者&コレペティトア・宮嶋秀郎がコレペティについて語るブログ

レッスン依頼

しばらくぶりに日本に飛んで来ました!ありがたいことに、早速来月以降の個人レッスン依頼を受けました。今のところ2名で、指揮とコレペティ(声楽家より)です。


前者は学生の弦楽合奏を指導することになり、その為にまず自分が指揮をしっかり学びたいと言う方。吹奏楽や合唱の部活指導者は、外部から招聘される場合もありますが基本教員が担当します。いずれにせよ、指揮の専門家ではないわけです。この辺はかなり難しい問題がありますが、学生を指導する、はたまたコンクールをめざすならばそれでいいというかその方がいいところもあります。自分のような職業指揮者、特にオペラ指揮者にレッスン依頼頂いた場合、残念ながらコンクールの為の指導ができない場合が多いです。話を戻して、今回のような場合、まずは指揮の基礎となるのと、純粋に弦楽合奏を振るというところにつなげるため、むしろ普通にレッスンができます。個人的にはやりやすいです。世の中のこういった指揮者じゃない指導者へのレッスン、何度かやったことはありますが、色々考えさせられます。確かにコンクール目指すならその要素があればいいのかもしれませんが、指揮者として思うことは、職業指揮者にならなくとも少しでも純粋にいい指揮をすれば絶対学生と言えどもいい演奏になり、学生もいい経験&体験ができるはずです。それころがいい指導者であり、記憶に残る学校の音楽の先生の一例だと思います。そういう意味ではある意味責任重大というか、ちゃんと本物をレッスンでお伝えしたいと思います。


後者です。留学してオーストリアに住み始めた直後に出会った当時高卒直後の若いソプラノの子と12年ぶりに再会という流れになります。長い間全く歌を聴いてないのでさっぱり見当もつきませんが、こうやって自分のことを覚えていてくれてまた訪ねてくれるのは嬉しいことです。出会いがウィーンで、ウィーン音楽の某曲をコレペティしてほしいと言うことなので、何か感慨深いものがあります。まずは普通に楽しみです!そして、近年チェコでルサルカ振ったりしたせいで、気が付いたら日本では自分んはチェコオペラというレッテルが貼られてしまって来ているようですが、しかしチェコ語よりドイツ語の方がはるかに話せて、チェコよりオーストリアの方がはるかに住んでいる年月が長いわけです。ルサルカを筆頭にチェコオペラも今でこそ自分の重要な持ちネタではあるものの、主戦場はやはりオーストリアを中心としたドイツ語作品、ウィーン物、モーツァルト、この辺なわけです。幸い今夏は東京でこうもりを指揮することも決まってますので、その辺もどんどんやって行きたいです。で、まずはこのコレペティレッスン、純粋に原点回帰的意味もお互いに含まれる大事な時間になります。


というわけで、このように必要とされること、できること、可能な限りやって行きたいと思います!