Der Korrepetitor

オペラ指揮者&コレペティトア・宮嶋秀郎がコレペティについて語るブログ

ルサルカ登場人物~3人の精霊

ルサルカに出て来る3人の精霊!チェコ語でLesní žínky。序曲の直後とⅢ幕に登場してくる、ルサルカの湖のほとりに現れた森の精霊です。

このオペラはそれなりの登場人物がいますが、実は確かなアンサンブルとして書かれているのはこの3人組だけです。それ以外は一部王子と外国の王女が同時に歌いますが、それぞれ別のことを言っているので、いわゆるハモるアンサンブルという感じではない。それ以外は皆設定上デュエットであっても常に掛け合いになり、この3人組だけがハーモニーを作ります。

精霊のハーモニーは本当に美しく、また動きもあって聴きごたえがあります。Ⅰ幕は動きのある踊りの音楽中心で常に3人で歌いますが、Ⅲ幕はまず各精霊のソロから始まり最後は3人のアンサンブルと言う結構壮大で劇的な音楽、そしてソロパートが本当に美しい。このようなアンサンブル的役はソリストではあるもののちょっい役的に考えられがちですが、確かに主役級のような位置づけではありませんが、しかしこの3人が登場する音楽は本当によくできていて、結構難しく、やり甲斐も聴きごたえもかなりあり、搭乗時間の割には結構目立ちます。個人的には結構いい役な3人だと思っています。

写真はチェコの某劇場の3人の精霊。まあこんな感じです♪