Der Korrepetitor

オペラ指揮者&コレペティトア・宮嶋秀郎がコレペティについて語るブログ

指揮の基礎技術

まじめなタイトルだが、大して高度な内容ではない。今数回にわたって初心者に指揮のレッスンをしているが、当然最初歩の基礎ということになり。自分が指揮レッスンをする時、最初の何回かは基本的な振り方を教える。とは言っても、自分には指揮法=メソードはない。日本の指揮教育は半世紀ぐらい前から、桐朋の斎藤指揮法か芸大のものか、だった。自分はそういうのではないが、かつて留学時代のとあるやり方にて教えている。


簡単に紹介すると、最初は基本的な動きをやった後、リズム課題をやる。簡単なリズムからやや難しいところまで、それで音を出す時、出さない時、伸ばす時などの振り方を練習していく。これらを一通りやると、実は最低限度の技術は結構充分で、後は実践で経験あるのみとなって行く。


今日はその初心者のレッスンの3回目だった。まじめに取り組んでくれているおかげで、今日はそれなりに進んでいる。もちろん現時点でのレベルだが、しかし着実に成長してきている。指揮でもコレペティでもそうだが、やはりまず最初のそれが全てである。そこで間違えてはどうしようもない。ちなみにその初心者の方は、弦楽合奏を指導することになり、改めて指揮をしっかり訓練したいと言うことで来た。難曲はまだまだ先でも、この調子で行くと、そう遠くないうちにある程度は対応できると思う。是非、いい弦楽指導者になってもらいたいと思う。